人生を変えた活版印刷のヒミツその3〜武井実子さん(SAB LETTERPRESS)
活版印刷のブランド、SAB LETTERPRESSを手がけている武井実子さんに「人生を変えた活版印刷のヒミツ」について教えていただきます。今回のヒミツは「手間がかかることを楽しむ」です。
人生を変えた活版印刷のヒミツ その3 手間がかかることを楽しむ
活版印刷の工程はまず凸版というプレート状の版をつくり、それから印刷所に納品します。印刷するときは1色ずつしかできないので、手間も時間もかかります。しかし、武井さんはこの手間こそが楽しいと感じているそうです。ものづくりに携わる人なら、きっと好きだと思う。デジタル社会の現代の動きからするとゆっくりですが、ものをつくっている実感がもてる。そんなふうに思っているそうです。
活版印刷は15世紀にドイツのグーテングルクにより発明された歴史ある印刷技術です。原始的な技術ですから、現代の印刷技術に比べれば手間がかかるのは当たり前です。なかなか作業が進まないことも多いのですが、そういうことも含めて楽しいと思えます。
丸の内サロンはインターFMで月曜から金曜日までお昼の12:10〜12:30放送中です。
武井実子さん
Jitsuko Takei
2005年、活版印刷による印刷物の販売と印刷のオーダーを承るブランド「SAB LETTERPRESS」を立ち上げ、国内外で約80店舗にオリジナル製品を販売しながら、紙や活版印刷にまつわる仕事を行う。2007年にはショップ「PAPIER LABO.」の立ち上げとディレクションを行い、デザインと活版印刷を行う「オールライト工房」ではプレスとディレクションを行っている。
SAB LETTERPRESS
http://www.sabletterpress.com/
PAPIER LABO.
http://papierlabo.com/
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