自然派ワインを楽しむヒミツその3〜池谷太輔さん（ヴァンクゥール代表取締役）

自然派ワインの輸入、卸を手がける「ヴァンクゥール」代表取締役、池谷大輔さんに「自然派ワインを楽しむヒミツ」について教えていただきます。
今回のヒミツは「保存や管理で風味が変わる」です。

自然派ワインを楽しむヒミツ　その3　保存や管理で風味が変わる

ワイン全般に言えることですが、保存や管理が悪いと風味が損なわれてしまいます。ワインを買うときも、保存や管理がしっかりとした店、自然派ワインはボトルによって味わいに差があることなどをアドバイスしてくれるスタッフのいる店を選ぶことが大切です。せっかく丁寧につくられた自然派ワインですから、飲んでおいしいと思ってほしいし、ハッピーな気持ちになってほしいです。

自然派ワインは酸化防止剤が少量しか入っていないため、温度変化などに特に敏感です。ワインセラーがない場合は、新聞紙などでくるみ、冷蔵庫の野菜室で保管します。人間と同じで、寝かせるときは静かで暗いところ、においが強くないところが適しています。直射日光に当たると劣化しますから注意が必要です。温度でいうと、白も赤も18℃以上のところには置かないようにしましょう。夏は必要な分ずつ、買うのがいいですね。

丸の内サロンはインターFMで月曜から金曜日までお昼の12:10〜12:30放送中です。

池谷太輔さん
Taisuke Iketani
ヴァンクゥール代表取締役。「生産者のこだわりや配慮が生み出す、最高においしいワインを日本に届けたい」という想いのもと、2005年にヴァンクゥールを設立。自然派ワインの輸入、卸を手がける。現在はフランスを中心に45の生産者と取引し、年間約200種類のワインを紹介している。http://www.vinscoeur.co.jp/

■池谷さんおすすめワインショップ
ヴァンクゥールのワインを扱っています。
品揃えや管理、接客のクオリティは大変すばらしいです。