休暇の過ごし方のヒミツその2〜神林千夏さん(インテリアスタイリスト)
インテリアスタイリストの神林千夏さんにお話をうかがいます。毎日をクリエイティブに生活する秘訣は、休暇にあるそうです。
神林さんに「休暇の過ごし方、5つのヒミツ」を教えてもらいました。
休暇の過ごし方のヒミツ その2 旅先では観光ではなく生活をする
1カ月の休みをとったら、3週間は旅に出かけたいです。どこを訪れても、できるだけ、その土地での普通に近い生活をしています。朝はローカルのヨガスタジオに行ったり、近くの海辺を散歩したり寝転んだり、毎日同じカフェでコーヒーを飲み、ファーマーズマーケットに行き、何もしない日曜日があったり。旅行者としての楽しみはもちろんですが、生活者になったときにこそ見えてくるその土地の「普通のこと」が私にとっては面白いのです。
時間的な余裕があると、好きな店に3日連続で通うということもができます。そうすると同じ店の3つの顔を見ることができます。店の人も覚えてくれるから、人とのコミュニケーションも一歩深くなります。文化や習慣のゆえんも肌で感じることができます。たとえばイタリアのアペリティーヴォ。食前酒とともに過ごす夕食前のひとときのことですが、実際に誘われてみてこういうことか〜と感じたものです。生活するように過ごすと、その土地について、表面ではなく深いところをゆっくり理解できるのが楽しいです。
丸の内サロンはインターFMで月曜から金曜日までお昼の12:10〜12:30放送中です。
神林千夏さん
Chinatsu Kambayashi
インテリアスタイリスト。2000年にデザイナーの高橋紀人氏と共に「Jamo associates」を設立。衣食住をトータルでファッションととらえ、雑誌や本、広告、カタログ撮影のためのスタイリングのほか、ショップの空間やプロダクトのディレクションを手がけている。http://jamo.jp/
■Information 2
bottle candle
三宿のアンティークショップ、THE GLOBEさんの企画で生まれたキャンドル。2009年の秋、DESIGN TIDEで発表。大好きなアンティークボトルとキャンドルを一緒にしました(笑)。「どこに置いても日常」にしたくて、みんながよく知っている形であまり存在感がないように、でも深い愛情と味わいのある形。スタイルは全6種。色はそれぞれ3~6色の展開です。
国内だとTHE GLOBE、CIBONE(東京)、sfera(京都)。海外だと、Paul Smith london(ロンドン)、Opening Ceremony(NY、ロサンゼルス)、initial(香港)で取り扱いしていただいています。
http://cibone.com/items/interior/bottlecandle.html
http://www.globe-antiques.com/products/list.php?category_id=21
photo by Gorta Yuuki